今回は「作り置き・常備菜を使い、アレンジ・リメイクした幼児食1週間の献立」のお話です。
大人ごはんの作り置きや常備菜、ストックは娘が産まれてから作りだし、徐々に慣れてきたかと思えば、娘の食べムラに悩んで後退しながらも2年が経ちました。離乳食から幼児食にステップアップし、大人からの取り分けごはんが中心になり幾分かは慣れてきましたが、困るのは献立のマンネリ化です。
そんな献立の悩みを解消したいと考えながら、先週作った常備菜や作り置きを使い、少しアレンジ・リメイクした娘ごはんについて、簡単なリメイク・アレンジ方法4つとあわせてお届けします。リメイク方法は大人ごはんでも同じ要領で使えますし、何かしらの参考になれればうれしいです。
パッと読むための目次
常備菜・作り置きのアレンジ方法4つ
先日の記事「【作り置き・常備菜・幼児食ストック1週間分】 「まごわやさしい」時短レシピ10品 」では、「まごわやさしい」をテーマに和食中心の献立メニュー10品をご紹介しました。
ちなみに、先週作った常備菜・作り置き10品はこのような感じでした。
先週作った常備菜・作り置きリスト【再掲】
<ごはんもの>1つ
・炊き込みシーフードピラフ(冷凍おむすびにも加工)
<メイン系>4つ
・漬け込み鶏胸肉のグリル焼き
・鮭と具沢山野菜のちゃんちゃんホイル焼き
・れんこんとキノコたっぷりの厚揚げ煮込み
・高野豆腐入りの豚肉巻き
<汁物>1つ
・具沢山野菜のクリームシチュー
<サラダ・副菜>4つ
・れんこんとにんじんの金平
・黒豆
・かぼちゃの塩煮
・ブロッコリーとじゃがいもの和え物
青字で記載している6品が、そのままで食べるだけでなく、ひと手間を加えて別メニューにアレンジできたものになります。ちょっとのひと手間でアレンジし易いメニューを常備菜で多めに作っていると、平日の家事炊事がグググッと楽チンになります☆
具体的なアレンジ方法4つ
「肉じゃが」であれば翌日にカレーにしたり、コロッケにしたり、とリメイクする方法が一般的だと思います。その肉じゃがリメイク方法と同じ要領で、常備菜や作り置きおかずもアレンジすることで美味しいリメイクレシピを増やせたらいいなと考えてアレコレと試している最中です。これまでアレンジ・リメイクして娘・主人に好評だったものをまとめてみます。
1.インパクトが強い調味料で和える
カレーパウダー、カレールー、お味噌、ブルドックソース、などがインパクトが強い調味料でリメイクし易いです。濃い砂糖醤油味の煮物は適しませんが、薄いダシで炊いた煮物などであれば煮汁を切りカレールーとお水でサッと炊けば「食べるスープ」風にアレンジできますし、和風スパゲティ麺の具材として小さく刻んで和えたりしています。また、先週の常備菜で作った「鶏肉のグリル焼き」などもカレーパウダーで風味を付けるだけで、同じ常備菜でも違う印象になります。
2.刻んで、混ぜ込みおむすびにする
常備菜は水分が少なく乾燥したものが多いので、細かく刻んだものを白ごはんと和えて、混ぜ込みおむすびをよく作ります。先週末の常備菜で作った「れんこんとにんじんの金平」も刻んでおむすびを作りました。他にも、鮭などの焼き魚や鶏そぼろ、切干大根の煮物、ひじきの煮物などをおむすびにアレンジしています。
3.具沢山な卵焼きにする
だし汁たっぷりな卵焼きも美味しいのですが、具沢山な卵焼きも立派なおかずになるのでアレンジできると一石二鳥で便利です。ひじきの煮物や肉じゃがなどの煮物であれば煮汁を切って卵と混ぜて卵焼き器で焼いたり、平たい耐熱皿に盛りトッピングにチーズなどをかけてグリル焼きにしても美味しいです。
4.ソース代わりにする
シチューやハヤシライスは市販ルーを使わずに小麦粉と牛乳やトマト缶を使い、水分少な目の少しモッタリとしたものを作ることで、食べる具沢山なスープにもなるし、ソース代わりにもなります。ホワイトソースやトマトソース代わりにして、オムライスに掛けたり、お肉のグリル焼きのソースにしたり、スパゲティ麺と和えたり、ドリアやグラタンのソース代わりにしています。先週作った「具沢山のクリームシチュー」は、シーフードピラフの上にかけた即席ドリアにしています。
使う常備菜や作り置きおかずによって美味しくなるアレンジ方法は違いますが、大体は上記のような感じでアレンジ・リメイクしています。
幼児食の献立メニュー1週間
実際に先週の娘ごはん1週間分について、簡単なアレンジ方法などとあわせてご紹介します。
1.作り置き+ 冷凍おむすびとレンチン卵焼き1品追加
・しらすぼし・おかか和えおむすび(冷凍ストック)
・具沢山野菜のクリームシチュー(作り置き)
・レンジで簡単なほうれん草入り卵焼き【レンジで5分で完成】
・ブロッコリーとジャガイモの黒胡麻和えときゅうりのプチサラダ(作り置き)
・りんご
素朴なごはんですね(笑)渋好みな娘の最近のお気に入りは「しらすおかか」と「シチュー」なので、こう見えて娘お気に入りの取り合わせです。
新たに作ったのはセリアのシリコンカップで作る簡単な卵焼きです。具材は木綿豆腐を潰したものとほうれん草にしました。レンジで5分もあれば完成します。
2.作り置きでワンプレート+副菜2品+汁物1品
・鶏胸肉グリル焼きのトマトソース掛け(作り置き+冷凍ストック)
・れんこんとにんじんの金平(作り置き)
・かぼちゃの塩煮(作り置き)
・黒豆(作り置き)
・インゲンのバター煮【レンジで2分】
・レンジで簡単なほうれん草入り卵焼き(昨日の残り)
・玉ねぎ、油揚げ、豆腐のお味噌汁【シャトルシェフで保温調理】
・みかん
献立メニューを列挙すると凄い品数に見えますが、ほぼ作り置きと昨日作った卵焼きの残りをワンプレート皿に乗せただけです。こんな時に作り置きの有難さを実感します。黒豆はオヤツ代わりにもよく食べています。
3.作り置き+冷凍ストックと追加で副菜・汁物1品追加
・白ごはん
・高野豆腐と野菜の豚肉巻き(作り置き)
・れんこんとにんじんの金平(作り置き)
・黒豆(作り置き)
・ミックスキノコバター炒め【冷凍ミックスを使い5分で完成】
・玉ねぎ、麩、エリンギのお味噌汁【シャトルシェフで保温調理】
半調理状態で冷凍していた豚肉巻きを娘用は塩コショウで焼き、大人用は照り焼きにしました。同じフライパンで時間差で作り分けているので、洗い物も少ないです。作り置き以外に作ったのは、エリンギ・しめじ・えのきをミックスして冷凍しているストックを使ってフライパンで炒めただけの副菜1品と、同じく冷凍している玉ねぎ・エリンギを使いシャトルシェフで保温調理して作ったお味噌汁1品です。
4. 作り置きを刻んでリメイク1品+汁物1品を追加
・切干大根入りおむすび(冷凍ストック)
・鶏肉と高野豆腐、野菜などのカレー炒め【フライパンで10分で完成】
・れんこんとにんじんの金平
・わかめ春雨スープ【レンジで3分で完成】
鶏肉のグリル焼きを簡単にカレーパウダーでアレンジして、小さく刻んだものとブロッコリー、玉ねぎ、コーン(いづれも冷凍ストック)、ちくわなどをカレーパウダーで味を調えて炒めたものです。フライパン1つで10分ほどで仕上がります。ワカメ春雨スープは、小分けになったレンジで2分温めるだけで使える乾燥春雨と乾燥ワカメを使って即席で作れます。
5.作り置きアレンジ1品+副菜1品追加
・シーフードピラフのチーズドリア【作り置きアレンジ10分】
・レンジで簡単なほうれん草入り卵焼き【レンジで5分】
・餃子の皮のチーズカリカリ【フライパンで5分】
・ブロッコリー、リンゴ
作り置きの「炊き込みシーフードピラフ(冷凍)」と「具沢山野菜のクリームシチュー」を使い、ピラフの上にシチューを掛けて、作り置きの「かぼちゃの塩煮」をスライスしてトースターで焼いて出来上がりです。作り置きフル活用です(笑)。トースターで焼いている間に、平行してレンジで即席卵焼きを作ります。
また、餃子の皮のチーズカリカリ焼きは、皮にチーズをパラパラとかけてフライパンで両面を焼くだけです。大人のオツマミにもなりますし、手作り餃子の皮が余った場合などにおすすめです☆
6.作り置き副菜の追加+冷凍おむすびをアレンジ
・納豆チャーハン【冷凍おむすびをアレンジ5分で完成】
・かぼちゃの甘煮【レンジで10分】
・枝豆
・わかめ春雨スープ【レンジで3分で完成】
先週作った常備菜(副菜)の金平やカボチャの塩煮などが無くなったので、再度カボチャの甘煮を追加しました。塩煮に代わり、醤油・みりん・酒を混ぜた調味料と少しの水を入れた耐熱ボールでレンジで加熱して仕上がります。
納豆チャーハンを冷凍おむすびにして保存していたものをアレンジして、冷凍ストックのブロッコリーとコーンを追加してフライパンでササッと炒めました。おむすびは、そのまま食べる以外にもトースターで軽く焦げ目を付けたり、鮭おむすびなどには野菜などを追加して即席チャーハンにしたりしています。
7.作り置きアレンジ+冷凍ストックフル活用
・厚揚げと豚肉煮込みどんぶり(作り置きの冷凍分をアレンジ)
・かぼちゃの甘煮(昨日の残り)
・わかめと豆腐入りの卵焼き【レンジで5分で完成】
・黒豆(冷凍ストック分)
1週間も最終日ともなると、冷凍ストックをフル活用しています。作り置きの「厚揚げとれんこん豚肉煮込み」は、冷凍すると触感が変わるのでレンコンを取り除いて保存しています。厚揚げも変わるのですけど、モッチリな具合に変わるのでヨシとしています。煮豆は多少は触感が緩い感じにはなりますけど、ゆっくりと冷蔵庫で解凍することでそこまで気になりません。
おまけ.3月3日ひなまつりミニ祝い
・鮭ごはんと卵そぼろの即席二色ちらし寿司【冷凍おむすびをアレンジ】
・具沢山のトマトの煮込み(冷凍ストックにほうれん草を追加)
・牛乳寒天
今日は桃の節句祝いということで、平日娘と二人きりなのでミニマムなお祝いをしました。とはいっても、体調不良などで準備が追い付かず、冷凍ストックの鮭おむすびをアレンジして作りました。卵そぼろは、レンジで冷凍コーンと豆腐を入れて作った卵焼きを細かく刻んで、鮭おむすびの上にのせて2層にしています。飾付けの餃子の皮は娘と一緒に型抜きしてフライパンでササッと焼きました。一人遊びがそこまで上手くないので、簡単なお手伝いを頼んで時間稼ぎをしています。
まとめ
今回は常備食・作り置きを使って、アレンジしたりリメイクしながら何とかやりくりしている1週間の献立メニューをご紹介しました。
毎日3食でそれなりのものを作り続けるには、何かしらの「動力源」が必要だなと常々思います。「おいしい」「ありがとう」という労いの言葉や、食べ残しなく綺麗に食べて貰えたお皿をみることが「明日は何を作ろうかな」という、今の私の動力源になっています。みなさんはいかがでしょうか。
長くなりましたが、最後まで読んで下さりありがとうございます。
今日も一日本当におつかれさまでした!