今回は「3歳10ヶ月になる娘に到来した『なぜなぜ期(質問期)』」のお話です。
ここ最近の『ねぇなんでー?どうしてー?なんでー?なぜなのよー?』な質問攻撃がヒートアップしております。
ちなみに先ほどは『なんでカレールーっていうのー?ルーってなにでてきてるのよー?』でした。カレーじゃなくて、あえてカレールーを持ってくるあたりが娘っぽいです、笑。
3歳10ヶ月の成長記録を兼ねて娘のなぜなぜ期に対する我が家の対応模様と5つのポイントなどをお届けします。
パッと読むための目次
なぜなぜ期(質問期)とは?心理学面から考察
(ガタタタター・・娘と一緒にローラースライダー中な一コマ)
3歳10ヶ月になる娘ですが、なぜなぜ期は本当に突然到来しました。
ちなみに、幼児書などで2歳頃から5歳、6歳頃までに「なぜなぜ?」な質問ブームがあることを認識はしておりましたが、突然顕著に現れたので始めは幼稚園でナゾナゾブームでもあるのかな、と考えたほどです。
なぜなぜ期に対する心理学的な考え方・ポイント5つ
なぜなぜ期は心理学的には「質問期」とも言われ「知的好奇心が最も伸びる時期」に該当します。
子どもとの関わり方如何で伸び幅も変わってくるのだそうです。子どもの未来をより光り輝くものにしたいと願う親心的には、できれば良い方向に導いていきたいものですよね。
NHK「まいにちスクスク」放送記事で以下参考となった内容を引用でご紹介します(個人的に重要だと感じた部分を赤字で記載)。
●ポイント1.なぜなぜ期の特性を知る
3歳~4歳にかけて「質問期」と呼ばれる時期が来ることがあります。
今まで自分は知っていると思っていたけれど、改めて考えてみると、「何でだろう?」という新たな疑問に気づくようになるのです。
また、いろいろな質問をするのは言葉の遊びを楽しんでいるということもあります。
諸説ありますが、2歳~6歳とされていたり上記のように3歳~4歳頃に質問期が到来するとされているようです。また「来ることがあります」 となっているように、なぜなぜ期・質問期が訪れないケースもあるのだそう。
『いろいろな質問をするのは言葉の遊びを楽しんでいる』という見方は自分になかった観点だったのでホホーっと感じました。確かに言葉遊びのように「なんでー?どうしてー?なぜなのー?」という問い掛けを楽しんでいるようにも思えます。
●ポイント2.質問攻めへの対応方法
子どもたちの「なんで?」は常に答えを聞きたいわけではありません。
「なんで?」と質問したときに「答えてくれる」というやり取りを楽しんでいます。答えられることにはきちんと答えて、もしわからない質問だったときには「何でだろうね?一緒に考えようか」といった対応で問題ないでしょう。
大切なことは、質問に答えることではなく、「関わりを丁寧にする」こと。
「関わってあげるよ」という姿勢を見せることだと思います。
繰り返される質問、更問いの更問いの更問い・・と延々と同じ質問を繰り返されることも多々あります。
答えに納得していないという見方もありますが、あるいは一方で、明確な答えを求めている訳ではなくて『答えてくれるというやり取りを楽しんでいる』という見方がシックリきました。
何度もなんどでも同じ質問を繰り返す娘へ、関わってあげるよという姿勢を見せることで安心感を与えることも知的好奇心をグングン伸ばすことには重要のようです。
(まぁ。。親側の忍耐力がかなり強いられるところではありますが・・)
●ポイント3.NG対応を把握する
子どもが何度も聞いてきたときに「もう答えたでしょ!」と一方的にやり取りを打ち切らないこと。
これは「関わってほしい」という本来の目的を満たせず、子どもにとっては「コミュニケーションを取らない」というメッセージになってしまうので、やめたほうがいいでしょう。
「なんで?」は親子のコミュニケーション。できる範囲で一緒に楽しめるといいですね。
娘のなぜなぜ期は最近唐突に始まったこともあり、我が家では「娘のオモシロクイズ」のような感覚で楽しめている部分が大きいので、上記のような一方的なやり取りで打ち切ることは現時点ではまだありません。
ただ、執拗に理解不能で答えようがない質問を延々と湯水のように投げかけられ続けたとしたらば、「もう答えたでしょー!質問終わり―!!」と打ち切りたくなる心境も容易に察せます。。
親子のコミュニケーションとして、出来る範囲で一緒に楽しめる余裕を持ちたいものです。
●ポイント4.正確な説明よりも「目的」を答える
「雨」を説明しようとすると、まず空気について説明しなくてはならなくなり、余計に疑問を増やしてしまいます。
そこで、「雨が降るはこういう目的なんじゃないの?」など、「理由より目的」を答えると、子どもたちの想像力がふくらんで納得することがあります。
『理由や原因より目的を答えると納得しやすい』という点には共感すること多々です。
先日も「なんでお日様はまぶしいの?」と質問され、「お日様は強いエネルギーがあってずっと遠いとこで燃えて輝いてるからよ」などと理由を説明したのですが延々と更問いが続きました。
「なんで燃えているの?」「なんでエネルギーが強いの?」「なんで遠いところにあるの?」という問い掛けに対するやり取りが続きます。図鑑を引っ張りだして一緒に眺めてみるも、中々納得してくれず。
ただ最後には答え続けた内容を繋ぎ合わせて娘自らが、「サワタンのために、ずーっと遠くにあるお日様は頑張って燃えてくれて、サワタンが外で一杯遊べるように光ってくれてるから、まぶしいのね」と納得した次第です。
遊べるために光輝いているのだという欲しかった答え=『理由や原因よりも自分にとっての目的』に気付かずに私はかなりの回り道をしてしまったようです。
●ポイント5.過敏な時期特有の質問への答え方
励まして期待が持てる言葉をかけながら、幼稚園を嫌がる他の理由がないか調べてみることも必要になるかもしれません。
質問に答えることだけではなく、周りの環境を含めて見てあげることも大切です。
子どもは質問することで思いを伝えています。子どもの疑問に向き合って、しっかり対応してあげたいですね。
なぜなぜ期とは少し毛色が違いますが、少しハッと気付いた内容が書かれていたのであわせてご紹介します。
嫌がることに対して『なんで●●しなきゃだめなの?』という質問をする時もあります。
いつものなぜなぜ期の問いの延長で、問いに対して答えを返すことだけに捉われてしまうと駄目なケースもあるようです。
『質問することで思いを伝える』という観点は、例えば今後お友達関係のことで悩んだりするかもしれず、何気ない質問で娘なりに思いを伝えてくる場合もあるのだということを覚えておきたいものです。
3歳10ヶ月。なぜなぜ期到来!!娘の質問攻め模様など
3歳10ヶ月になる娘の質問攻め模様をお届けしてみます。
なぜなぜ期の始まりは突然に・・・
思い起こせば、なぜなぜ期の始まりはコレかな~と思い当たる節があります。
ベイマックスが大好きな娘なのですが、何度もなんども『ねぇ、ママ。なんでタダシは死んじゃったの?ねぇどうして?』と繰り返して尋ねてくることが続きました。
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始めは娘の口から『死』に対する質問がついに来てしまったか~と感慨深かったりもしましたが、なんでなんでの質問攻めにどう答えるべきなのかわからず、娘が納得いくまで『なんでー?どうしてー?』が続きました。
娘との毎回のやり取りは大体同じです。
『(娘)なんでタダシは死んでしまったの?』に対して『(私)タダシは火事で死んでしまったの』と答えると『(娘)なぜ火事で死んでしまったの?』となり『(私)タダシは憧れている先生を助けようとして火事の中に飛び込んでしまって死んでしまったの』と答えると『(娘)じゃななんで死んでしまったの?』となり元に戻る、笑。
切り口を変えて『(私)タダシは火事で熱い煙を吸ってしまって歩けなくなって逃げられなかったからよ』と答えると『(娘)どうして歩けなくなるの?』と。。
うむ。。。
『(私)タダシは本当は手で口を押えながら歩いて先生を助けに行くべきところを押さえなかったから熱い煙を吸ってしまって歩けず怪我をして痛くて動けなくなって火事の中で死んでしまったのよ』と答えるとようやく娘は納得してくれました。
その後も毎回同じような質問のやり取りをして最後の締めくくりとして『(娘)タダシは先生を助けようとするの。でも本当は火事の中でオテテマスクをして口を押えなかったから熱い煙を吸っちゃって怪我をして動けなくなって火事で死んでしまったのよ!!わかった?ママ?』と何故か諭すような口調でお喋りしております。
そんなベイマックスで『死』を学んだことがキッカケで娘のなぜなぜ期が到来しました。
3歳10ヶ月になる娘のなぜなぜ質問模様(抜粋例)
(幼稚園の運動会で楽しげにポンポンダンスを披露してくれました。娘は真ん中です)
大人なら興味も不思議さも感じない観点から質問が飛んでくるのが面白いので、娘からのなぜなぜ質問をスマホに記録をしています。見返すとクスリと笑えます。
今回はそんな記録から一部をご紹介してみます~。
○太陽はなんで頭の上にあるの
○髪の毛はなんでできてるの
○爪はどうして白いの
○どうして鼻水がでちゃうの
○なんで横になって眠るの
○(横断歩道をみながら)なんで白と黒なの
○車はどうしてくさいの
○自転車はなんではやいの
○ねこじゃらしはなんでフサフサなの
○ピーマンはなんでできてるの
○おんなのこはどうしてかわいいの
○どうしてオヤツはおいしいの
○どうして金魚は目をつぶらないの
○どうして会社にいくの
などなどです。
1つひとつの質問は1回のやり取りでは終わらず、常に更問いが複数回あり会話のキャッチボールが延々と続きます。
何に対して『なんで?』と尋ねてきているのかが分からなくなるので、『●●ってどういうことなんだろうね~?一緒に考えてみようよー』などと質問へ質問を返す時も多々あります。
(我が家のぷくぷく金魚たち・・♡)
例えば『金魚はなぜ目をつぶらないのか』という問いにはそもそも、目をつぶるのか否かも分からなかったのでスマホでグーグル先生に問いかけて教えて貰ったりもしました。
ただ、娘的には生物学的な答えを求めていた訳ではなく『サワタンが水槽を覗いて餌を与えてくれたときにちゃんと気付けるようにいつでも目を開けて泳いでいるんだよ』という答えに納得していました。ちなみに生物学的な答えは『金魚にはマブタがないから』となります。
今後も娘のなぜなぜ質問で面白いものは記録に綴っていく予定です。年齢を経て質問も変わっていきそうなのも興味深いです。
まとめ・おわりに
3歳10ヶ月になる娘に突然訪れた『なぜなぜ期・質問期』模様のお話でした。
ここ最近の質問攻めに関する会話のやり取りは、打ち込んだ!と思ったらスッパーンとそのまま剛速球で返ってくる感じで延々とラリーが続く感じです。
感性が鈍くなっている私にとって、娘が「なんで?」と不思議に疑問に感じる観点がむしろ面白いので、娘目線ではこんな風に物事を考えているのだなという発見が日々あります。
育児書などによると子どもの『なぜなぜ期』は知的好奇心を伸ばすための黄金期とも呼ばれるらしいので、出来る限りは娘のなぜなぜに関わり、言葉のキャッチボールを楽しめるようにしていきたいものです。
長くなりましたが最後まで読んで下さりありがとうございました。
今日も一日本当におつかれさまでした。