最近は娘のごはんブログと化していたのですが、今回は「笑声(えごえ)が心に響いた日の何気ない日常と親心」のお話です。主に雑記です・・・。
声にも表情があり、相手の心へ響く声「笑声」というものがあります。先日、いつも通り娘と遊んでいる遊び場先で、笑声が発する温かい空気・思いやりを感じられた嬉しい出来事があり、優しさや思いやりについて改めて考える良い機会に恵まれました。
2歳になる娘は、今もこれから先の未来に向かっても、心と体がグングンと凄いスピードで成長していく時期です。
目には見えない心を一生懸命に育んでいる今、「優しい心」もスクスクと育ってほしいと思っています。
そんな親心と合わせて、2歳児との日常・笑声が心に響いた日の模様を徒然なるままにお届けします。
笑声(えごえ)が心に響く理由、声の出し方
みなさんは「笑声」という言葉をご存知でしょうか。
造語と呼ばれるものでして、 日常使いされる言葉とは異なります。
大学時代は高校生の家庭教師をする傍らで、百貨店でも3年ほどアルバイトをしていたのですが、当時の接客研修・講習でその存在を知りました。
もしかすると、ご存知だった方も接客業やサービス業などに従事したご経験をお持ちなのではないでしょうか。
ヒトの第一印象は、見た目や表情の視覚的なものに続いて、声質や口調、話すスピードなどの聴覚的なもので大部分が決まります(メラビアンの法則です)。声質が「笑声」であれば初対面のヒトとも好印象を与えられるであろう、という考え方ですね。
文字通り「笑っているような声」なのですが、実際の講習では鏡を前にして口角を上げて笑顔を作ってから、スクリプト応対文を音読する練習をひたすらに続けた記憶があります。(十数年以上も前のことなのでスクリプト文などは覚えていませんけど)
なお、一般的な笑声の用いられ方としては、コールセンター、コンタクトセンターなどの電話応対業務にて目には見えない相手へ好印象を与えるための用途であることが主です。
アルバイト先で知り得た「笑声」でしたが、今もなお普段から日常的に「笑声」でいる事を意識して続けています。自分の耳に心地よく響く声、落ち着く声でいることは自然と気持ちも明るく穏やかになれるし、相手へ何かを伝えたい時などにも笑声を意識することで、自然とプラスの言葉を選べている気がします。
とくに今は2歳のイヤイヤ期な娘と24時間付きっきりで過ごしているので、ご機嫌斜めで泣き叫ぶ娘を前にして、敢えて穏やかに明るい声で話しかけた方が不思議と自分の気持ちも冷静でいられるんです。
(・・・とはいっても、もちろん、何かの拍子でプッツンと心が切れて疲労感・疲弊感で窒息しそうになる瞬間もあります。母親も人間です、神様ではないです)
なお、「笑声」とはいえども無理に高く弾ませたような声ではなく(無理に明るく高い声というのは人によっては反って耳障りになるような気もします)、自然体な中で少し声のトーンを上げた程度で、柔らかく言葉を相手へ投げかけるように話しています。・・・イメージは伝わりますでしょうか(^^;)?
うーん、、、伝わりませんよね(笑)
声の出し方や伝え方に関するハウツー本、印象アップに関する本など数多ありますが、仕事上で大勢の前でプレゼンすることなどもあるので自己鍛錬の一環で気になった図書は幾つか読んできました。
それらの図書から掻い摘んで説明してみますと、
・口角を上げる
・背筋や姿勢を正す(声がこもらない、くぐもらない)
・自分の声色を知る
・早口は禁物
・柔らかく、ゆったり目に話す
などが挙げられます。
とくに「自分の声色を知る」ことは一番の近道です。初めて聞く場合は、思った以上に自分の声が想像と違ってドキリとすると思います。自分が落ち着く声、穏やかな声と感じる声色、声質に近付けれることが理想です。
なお、自分でやって一番効果があったのは、提案プレゼン前などにボイスレコーダーに録音して何度も聞き返すことでした。自分の声に違和感が無くなると自然と自信も付くので、プレゼンスキルも上がります。
口角を上げると自然と笑顔にはなるので、あとは柔らかくふんわりと丸い声を出すこと、相手へ届けようとすることでしょうか。
相手へと届けよう、伝えようとした声は、自ずと相手への心にも響き、相手の心にも残るものになるはずです。
2歳児との日常で起きた嬉しい出来事
さて、本題の「笑声」にまつわる嬉しかったエピソードに入ります(やっと・・)。
2歳8カ月の娘とは手を繋いでテクテクと歩き、電車やバスに揺られて少し遠出もしています。
近場での通い慣れた児童館には娘も馴染んでおり、名前と顔を覚えて貰えているのでよく話しかけて貰えたりもします。人見知りが酷かった娘も挨拶や自己紹介などが出来るようになりました。
ですが、新しい場所ではまだうまく馴染めなかったり、とくに小中学生くらいで活発に動き回るお兄ちゃんやお姉ちゃんを前にするとビックリして尻込みしたり固まって動けなくなります。
「大きいお友だち(娘はお兄ちゃん達をこう呼びます)、大きいね。すごいはやいね、でもちょっとこわいのよね」といいながらギュッと掴んできます。
2歳では当然な結果なので娘にフォローを入れつつ、大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんたちの合間を掻い潜るような感じで遊ぶか、一旦はその場を離れてまた別な時間帯にずらしたりします。
そんな娘と先日、無料キッズプレースに行って遊んでいた矢先での出来事です。
平日でしたが色んな親子連れがいらしていて、圧倒されてしまい、やはり上手く遊べない娘がおりました。運よく誰も居なくなった時や人込みが少なくなった時には娘もヨジヨジと遊びだしたりもできるのですが、人気のキッズプレースなのですぐに一杯になる具合です。
「いっておいで~、ママもいるよ~。大丈夫だよ~」などと声をかけつつ一緒に娘と遊んだり、子ども同士の世界で遊べている間は大人はあまり介入せずにいた方がいいので、そんな時は娘を見守りつつ。
人気の遊具などは順番待ちがでるのですが、娘は「じゅんばん、じゅんばん」と言いながら割り込んでくる他の子が来ると退いたり、小さい子がいると譲ったりもするのでなかなか遊べずにいる娘を見て少し不憫になったり。隙を見てすかさずに遊具で少し遊べた時には、嬉しそうな娘の顔を見て私も嬉しくなったり。
自分でも笑えるくらいに、娘の育児に関しては感情のちょっとした浮き沈みが多々あります。きっと自分の中で娘に甘いのかも、過保護かもと気になっている部分に触れるような出来事があると感情が揺れるようです。新米母ならではなのかもしれませんだ、ここら辺は心にユトリを持たせて自分の変えたい部分です。
そんな私の近くに、感じが良いお母さんとお姉ちゃんと男の子の3人家族がいらっしゃいました。女の子は中学生くらいで、男の子は小学生なり立てくらいです。
お母さんはすぐに用事でお姉ちゃんに言付けてその場を離れたのですが、お姉ちゃんは可愛い小さなお母さんといった具合で、弟がヤンチャに遊ぶのをフォローしたり一緒になって遊んであげたり。
お姉ちゃんの弟に対する声のかけ方の優しさなども感じて、二人を見ていてホノボノした気分になれました。
そしてその女の子が少しはなれた所から、やっと順番にありつけた平均台に恐々と挑戦していた娘に向かって「じょうず、じょうずねー。すごいねぇおねえちゃん」といって可愛らしい笑顔と素敵な明るい笑声で手を叩いて誉めてくれたんです。その後も笑顔で手を振ってくれたり。
きっとね、なんてことはない掛け声ですし、その子にとっては大したことでもなかったのかもしれません。
でも思春期でお洒落にも気を使いだすような中学生くらいの女の子が、小さい2歳の娘に対して思いやりの言葉をかけてくれたことに驚いたのと、大きなお姉ちゃん達に萎縮してしまう娘も笑顔で過ごせたことがとても嬉しかったんです。
私と娘にとっては本当に心に響く可愛らしい笑声で嬉しい思いやりでした。何気ないことであっても温かみや幸せを感じられると平凡な日常もグッと豊かになります。
その日は自宅に帰ってからも娘は何度も「大きなお友だちが手をパチパチして誉めてくれたねー」と言っていました。本人にとってもとても嬉しい出来事だったようです。
帰宅した主人にもこの日の出来事を伝えて夫婦でもホノボノ幸せな気分になりました。
きっとお母さんお父さんの育て方や回りの環境などが素敵で相手を思いやれる心が育っているのだろう。我が家でも目指したいね、理想だね。という話をしました。
ちょっとした思いやり、相手を思いやる言葉や声のかけ方で、その相手の心は温かい気持ちになれます。笑顔が増えます。
まとめ
娘と過ごす日常のヒトコマとして嬉しかった出来事をお届けしました。
ずっと笑声、笑顔であり続ける必要はありませんが、出来る事ならば自然と笑顔になれるような毎日を過ごしたいですよね。
笑顔を向けて貰えた時、笑声で話しかけられて貰えた時の嬉しさは、心を温かくしてくれます。できる限りは笑顔、笑声でまわりを温かい空気感で包んでいたい、というのが今の自分のなりたい理想像です。
少しでもいいので意識的に「なりたい自分の姿や家族像」をイメージしたり、ちょっとしたことを継続してみたり心掛けるだけでも、何気ない日常の受け止め方が違ってくるかもしれません。
娘にもそんな考え方、生き方がうまく伝わるといいな、優しい心がすくすくと育ってくれるといいなぁと思っています。
長くなりましたが最後まで読んで下さりありがとうございます。
今日も1日おつかれさまでした(*^^*)
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