今回は「腹帯・さらし布」を使って娘のスカートにリメイクしたお話です。
戌の日に安産祈願で日本橋水天宮へお詣りしたのですが、展示スペースに腹帯を使ったベビーアイテムの品々を目にして以来、「私も娘にいつかリメイクしたいな」と温めていた腹帯。成長に合わせて長さを変えられて重宝できる&足サバキが自由な「巻きスカート」を手作りしてみたのでご紹介します。
パッと読むための目次
飾って終わりだった「腹帯」に光をあてよう!
帯祝いで頂いたさらし布型の腹帯を前に「むー、、、。お腹に巻くのは難しいぞ」と悩まれた方は多いのではないでしょうか。私はお腹が張りやすかったのでワコールのガードルを愛用しており、水天宮の御利益がありそうな有り難い腹帯は使わず、飾ってました。
何にでも合いそうな「素朴な色合いの無地のサラシ」
水天宮の腹帯は、白というよりも素朴な色合いの無地のザ・サラシ!です。端には水天宮の朱肉判が押されてました。「腹帯」と呼ばれる以外にも「さらし布」や「岩田帯」とも呼ばれたりしています。桃色に染められた腹帯などもあるのだそう。
今回ご紹介しているスカート以外にもエプロンや手提げを作っていますが、赤ちゃんの肌着や手ぬぐいなどにも良いなと思います。
フェルトやスムースニット生地などに比べて糸ホツレなどが出て多少は扱い辛いかもしれませんけど、色々とリメイクの幅は広そうです。もしも腹帯をお持ちな方でご興味があればぜひ。
巻きスカートの作り方・仕上がりイメージなど。
はじめに裁縫の玄人からすると素人感満載な「ナンテコッタイ」な作り方かもしれません。でも、何とかカタチにはなるので「作ってみようかな」な気持ちがあれば仕上がるかと。ブサカワイイ位が愛着もわくので良いのかも。
Aラインな巻きスカート。こんな感じの仕上がりです。
こんな表感じの仕上がりです。表側のスカート生地はシッカリした帆布を使っているので、ふんわりスカートではなくちょっとタイトめなAラインのスカートです。成長に合わせてお腹回りを調整できるようにゴムと生地の縫い方を工夫してみました。
ザザザっと作り方&そろえたものなどを写真中心にお届けします
写真を中心に作り方をお伝えします。
使った生地は赤い椿柄に一目惚れした帆布タイプの「こばやし」で、ユザワヤで揃えました。一見すると、和風マリメッコ。

長さは70×100センチほどあれば足ります。お子さんのお腹回りに合わせてくださいね。
1.表、裏地二つとも裁断し、縫い代や裾部を折り込んでアイロンを掛けます。

2.腹帯を使って、スカート端のバイアステープとお腹のベルト部分を作ります。バイアステープは1.5センチ幅、お腹のベルト幅は3センチ幅にしました。
ちなみにバイアステープは生地を裁断して中に折り畳む感じにアイロン掛けして作ってます。
3.裏地を縫い付ける前の図。チクチク縫いやすくするためには事前のアイロン掛けが大事です。
4.スカートの裏地を縫い付けます。悲しいかな、娘が寝付いた後の作業なので、ミシンを使えません(T-T)手縫いで根気よく!チクチク縫い進めます。
ちなみに、手縫い作業にあると便利なのは小さな糸切りハサミです。
5.裾部は裏地用の腹帯、表側を二つ折りして、ぐし縫いで一針ずつ縫ってます。
6.上下どちらにもチクチクと白糸でステッチ刺繍のように縫います。
7.ゴム入れの作業です。なお、お腹のベルト部分に入れる織りゴムはセリアで幅2.5センチのゴムを揃えました。
8.ベルトにゴムを通して縫い付ければ完成です。かかった時間は夜泣きで中断などしつつ、10時間程度です。
2017.2追記:娘用のエプロンも作りました
巻きスカートと同じような風合いで、オママゴト遊び用にエプロンを作りました。オママゴト遊びが大好きな娘は毎日愛用してくれます。
胸のところにポケットを縫い付けたのですが、ここにお気に入りのヌイグルミなどをしのばせています(笑)
水天宮のさらし布は裏地と肩紐部分に使いました。
サラリとした薄手のさらし布なので、厚みが出てしまい縫いにくい端の処理なども縫い進めやすかったです。
まとめ
娘の着用図です。ペランと巻きスカートにすることで足さばきがしやすいようにしています。また、ちょっと丈を長めにしており、成長に合わせてお腹回りがきつくなれば、縫い目をほどいて再度縫い付ける仕立て直しをできるようにしてみました。
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娘が産まれてからはベビーアイテムを手作りすることから離れていましたが、久々に縫い始めると手作り熱が再燃してしまい、娘が寝付いた夜な夜なチクチクチクと縫ってしまい寝不足状態。今は親子でお揃いのエプロンやワンピースを縫っており、いつかお披露目できたらいいなーなんて考えています。親子でお揃いなんてきっと今だけだもの、色々作らなきゃとなぜか焦ったりしてます(笑)
今日も一日おつかれさまでした。最後まで読んで下さってありがとうございます。