今回は「洗えるフェルトで作る布ボール」のお話です。
赤ちゃんってガーゼやタオルのふわふわした手触りって大好きですよね。タオルの端っこやタグをイジイジとつまんで遊んだり洗えるフェルトで作った「ふわふわ布ボール」をご紹介します。
フェルト以外でもお好きな端切れがあれば簡単に作れるのでおすすめです。
布ボールのいいところ
「まるくてコロコロ転がるもの」には目がない赤ちゃん。
0歳から遊べる「オーボール」は大人気ですよね。ポリウレタンでできた網目状のボール。かくゆう私もピンクとパープル模様のものを1つ持ってましてね、床でポヨンと弾む感じが娘のツボのようです。
そんなオーボールも魅力的なんですが、布ボールはまた一味違う良さがあります。
やわらかい布地なので手によく馴染んで滑りにくく、また万が一、目にあたったりしても安心です。弾んだりはしませんが、握りつぶしたり頭にのせたりお尻で踏んだり、小さな隙間に押し込んでみたりと赤ちゃんの弱い握力でも自在に形が変わるのを楽しめます。
また、綿の入れ方で大きさや重さを変えたり好きなキャラクターの布地で作ったりと赤ちゃんの個性に合わせて自由にできるので「どんなのが喜ぶかな」と考えながらつくると楽しいですよ。
そろえるもの
布ボールは12個の正五角形を縫い合わせたものです。イビツな五角形ですと残念なフォルムになってしまうので100均で売られているコンパスと定規で型紙をつくってくださいね。
私はフェルト生地のあまり具合から5.5センチの正五角形を縫い合わせて20gの綿をつめたカラフルなボールにしました。サイズや重さはお好みでどうぞ。
- <A.正五角形作図用> コンパス、定規
- <B.布地> 洗えるフェルト生地や端切れなど
- <C.中綿> 手芸わた 20~40g(お好みで)
つくりかた・アレンジ
楽しく遊べるのはもちろんのこと、「楽しく色覚えをしたい」と原色カラフルにしてみました。
迷ったのは12面あるので1から12までの数字を縫い付けたり、マルやサンカクなどの模様を組み込むアレンジもいいなと思ったり。でも他にも作りたいものがあって簡単に仕上げちゃおう、と「THE・しんぷる」に徹してみました。
- 1.お好きなサイズの正五角形を作図し、牛乳パック等の厚紙で型紙を作ります
- 2.型紙にあわせて縫い代を足して生地を裁断し12個のパーツを作ります。
- 3.パーツを6個・6個の2組にわけ、隣り合う辺を縫い半円を2つ作ります。
- 4.上記3で作った2つの半円を、1辺だけを残して全ての端を縫い合わせます。
- 5.生地をデングリ返して中綿をお好きな分量つめます。(結構しっかり)
- 6.最後に縫い合わせれば出来上がりです。
工程3を補足します。
1つの正五角形のまわりに5つを並べて順に縫い合わせます。縫い進める順は、真ん中の正五角形から青丸印を付いた辺を縫い、その後に赤丸印を付けた辺を矢印方向に向かって縫うとキレイに縫えます。
娘の反応
寝返り前で仰向けでゴロゴロする時間が多い頃は、アムアムと布ボールを噛んだり顔に近づけてみたり持ち上げてみたり。ハイハイしだしてからは手に持ったままハイハイして私のところへ持ってきて「遊んでください」と布ボールを転がすのを待ってました。
物に名前があることに気付いてからは、カラフルな色を指して「んっ?」と色を尋ねる仕草をしたりと、期待以上に喜んで遊んでくれています。使い込みすぎて毛玉ができているのも娘にとっては遊びの一つになるようでして「毛玉取りに夢中」と想定外の遊びまで発展しています。
2年経ってもまだまだ現役の布ボール<2017.2追記>
洗えるフェルトで作った12色のカラフル布ボールは、使い始めて2年と4ヶ月経った今もまだまだ現役で活躍しています。2歳児の娘は毎日ドタバタと走り回ったりボール遊びをしますが、賃貸マンションなので布ボールですと騒音が気になりません。
また、長い間愛用するためにも厚手のしっかりとしたフェルトで作ることがポイントだと思います。洗濯してもフェルト生地が厚手ですと、へこたれません。
他にも素材別や仕上がりまでに必要な時間別に手作りベビーアイテムをご紹介していますのでよろしければのぞいていってくださいね。