今回は「4歳〜5歳さんへおすすめ絵本30冊」のお話です。
読み聞かせ絵本記録第9回目は、娘が繰り返し読みたがったり日常生活やごっこ遊びに役立つ絵本30冊に厳選にしてお届けします。
絵本おすすめポイントや特色に応じてご紹介します。
パッと読むための目次
物語展開が面白い定番絵本7冊
過去記事でもご紹介したロングセラー・定番なシリーズ絵本の中で『思わず次のページをめくりたくなる』ような「物語展開が面白い絵本」をご紹介します。
4歳〜5歳さんは読解力が飛躍的に増してきます。シンプルな絵本では少し物足りなくなってきたり、児童書はまだ早いけど読み応えのある絵本をお探しの方へおすすめです。
11ぴきのねこ4冊:馬場のぼる
娘は2歳頃から、レゴやぬいぐるみを使ったごっこ遊びが大好きです。 幼稚園から帰ってからも毎日飽きもせずに色んなストーリーでごっこ遊びに夢中です。
そんな娘は最近、ちょっと悪いイタズラっ子くんと、正義の味方な良い子ちゃんをテーマにしたり、女の子チーム対男の子チーム、としてチーム戦を繰り広げることが多くなりました。
絵本を真似ることも多く、11ぴきのねこたちもオリジナルストーリーを作って延々と遊んでおり、想像力もメキメキ伸びているようです。
11ぴきのねこ
11ぴきのねこシリーズ1作目で50年以上前の作品ですが、作風やストーリーに古さを感じません。
11ぴきのねことぶた
『ぶたくん、かわいそう』と一緒にお家作りを手伝ったけれど素敵に完成したらシレーッと横取りしちゃう、11ぴきのねこたち。優しいのか、どうなのか。
でもやっぱり悪いコトした罰なのかフワ〜ンと飛ばされてしまう結末ですが、その先をいつも娘と想像して楽しんでいます。
11ぴきのねこどろんこ
11ぴきのねことあほうどり
コロッケ屋さんなねこたち、食べ飽きたコロッケの代わりに鳥の丸焼きを狙いますが、やっぱり失敗しちゃうお話です。 数を数えるシーンも何度か出てくるのですが、娘は声高に数えながら楽しんでいます。
のらねこぐんだん2冊:工藤ノリコ
11ぴきのねこたちとはまた一味違う、のらねこぐんだんシリーズです。
ロングセラーな11ぴきのねこは時代背景が古いのですが、のらねこたちは現代版でカラフルです。
最新作まで含め全て読んでいますが、絵本によっては、展開が急で一読した限りでは理解出来ないものもあるのが正直な感想です。
また、一見すると『悪い事するシーン』が目立ち、子どもに見せたくない、といった印象を持たれるかもしれません。
ですが、悪い事や悪戯は駄目なことだけど何で駄目なのか、悪い事したらどうしたらいいのか、などを親子でラフに話せる良い機会にもなりえるのです。椅子に座ってカッチリとした雰囲気ではなかなか聞いてくれないけれど、絵本を通してだとお喋りしやすい雰囲気になります。
ノラネコぐんだんパンこうじょう
ノラネコぐんだんアイスのくに
おさるのジョージ2冊:マーガレット・レイ
TVアニメなどでもお馴染みな「おさるのジョージ」シリーズは、知育的要素が強めな絵本です。
和訳絵本のためか、他に比べると1文ずつが比較的に長く文章量も多く難易度高めなので、絵本好きさんや5歳さん向けです。
おさるのジョージパンケーキをつくる
おさるのジョージしょうぼうしゃにのる
ぐりぐらシリーズ:中川李枝子
過去記事でも度々ご紹介してきた「ぐりとぐら」シリーズです。ロングセラーで沢山の愛読者がいる「ぐりとぐら」ですが、
ぐりとぐらとすみれちゃん
夢のようなお話だけどリアルな描写もあり、すみれちゃんを娘になぞらえて幼稚園での出来事などをお喋りするキッカケにもなります。また、人参など野菜を美味しく育てるために間引いたり、水やりをしたり具体的なお世話の仕方が楽しく描かれている点も娘が新しく興味を引くキッカケにもなり、親子で楽しめる1冊です。
ぐりとぐら絵本7冊セット
我が家では1冊ずつ揃えましたが、7冊がまとまり専用ケース箱が付いてくるものもあります。少しずつ集める楽しみもいいですし、専用ケースでまとめて揃えてみるのもおすすめです。
冒険好き・好奇心旺盛さんへおすすめ絵本
絵本の魅力はなんといっても「自由で独創的な世界観を愉しめる」ことです。
現実的にはあり得ない想定や事象が起こり、魅惑的なセリフで沢山語り掛けてくれます。
冒険好きさんや好奇心強めなお子さんへおすすめしたい絵本をご紹介します。
ばばばあちゃん3冊:さとうわきこ
こんなおばあちゃんだったら正直困るけど、でもワクワクしちゃう「ばばばあちゃん」。
過去記事でも紹介のとおり全作読んでいますが、いわゆる「ハズレ絵本」がなく安心して楽しめます。
すいかのたね
どろんこおそうじ
『ハイキングいっちゃおう〜♫』とご機嫌なメロディが聴こえてきそうな1冊です。ハチャメチャなばばばあちゃん流やまのぼりを楽しめます。
10ぴきかえる:仲川道子
過去記事でもご紹介した「10ぴきのかえる」シリーズです。3歳頃からずっと愛読しており4歳になった今も変わらずお気に入りです。
10ぴきのかえる
「10ぴきかえる」シリーズの第一作目の絵本。4歳~5歳ともなると動物や昆虫、植物の名前なども多く知っていますよね。アニメテイストな絵本でも自然描写はしっかりと描かれているのが嬉しいところです。怖いザリガニなどが出てくると「食べられちゃう、こわーい!」などお喋りしながら親子で楽しめます。
10ぴきのかえるのふゆごもり
娘に何度読み聞かせたかなぁ。。と振り返っても数えきれないほど読んでいる1冊です。眠らずに遊び倒したいかえるたちは、自由にふゆごもりハウスを作ってしまうのですが、最後はやっぱり寒さに負けて眠ってしまいます。娘は、そんなふゆごもりハウスを作る工程がお気に入りです。
お友達との絆を学べる絵本
上記でご紹介した絵本でも『お友達との絆』を学べる要素はたくさんありますが、とくに『こんな仲良したちが側にいてくれたら良いなぁ』と感じる絵本をご紹介します。
ぞうのパオちゃん3冊:なかがわみちこ
20年以上も前の絵本ですが旧さを全く感じない魔法のような絵本。親子で3歳頃からはまり今でも愛読しています。シリーズは20冊以上あり「お片付け」「食べ物」「誕生日をお祝いする」などいろんなテーマで描かれているのできっとお気に入りな1冊に出会えるはず。
どの絵本もおすすめですが、今回は特に知育的な要素もある絵本ををピックアップしてみました。
パオちゃんのぼくもだっこ
可愛い動物の子どもたちのやり取りとパオちゃんママ特製のお菓子やご飯をみんなで頬張るシーンなどが描かれています。『ぼくもだっこして』と素直に甘えるパオちゃんの可愛らしさと、ソレに応えようとするウサギおじさんの姿に、自分と娘との姿が重なります。
パオちゃんのみんなではみがき
アニメ風イラストがおすすめ絵本
昔ながらのロングセラー絵本の場合、もしかすると『絵のタッチが苦手』なお子さんもいらっしゃるかもしれません。
そんな場合は、TVアニメなどで馴染みのあるアニメ風なイラスト絵本がおすすめです。
ぴよぴよちゃん2冊:工藤ノリコ
図書館で大人気な『ノラネコぐんだんシリーズ』が全て貸出中な日もあります。そんな時には『ピヨピヨちゃんシリーズ』はいかがでしょうか。
ピヨピヨハッピーバースデー
ピヨピヨはじめてのキャンプ
美味しい!食いしん坊さん向け絵本
当ブログは幼児食やおやつ記事が多いことからもおわかりのとおり、食いしん坊家族です。
娘が3歳〜4歳前半頃は本当に「食べ物」に関する絵本ばかり手に取っていました。
絵本を真似たレストランごっこや同じパーティーシーンをお絵描きしたりカラーリングしたりと自由に楽しんでいましたね(*^^*)
ぎょうれつシリーズ2冊:ふくざわゆみこ
温かい作風で思わず手に取りたくなる綺麗なイラストが特色です。絵本の中表紙に描かれたレシピなど細部まで楽しめます。
ぎょうれつのできるレストラン
彩り豊かで生き生きと描かれている作画に思わず見惚れてしまいます。どれもこれもおいしそうに描かれているので、絵本の内容以上に作画を楽しんでしまうことも多いです。絵本読み聞かせ記録7回目でもご紹介した「ぎょうれつのできる」シリーズですが、レストラン編は読み聞かせた後で外食へお出かけしたくなってしまいます。
ぎょうれつのできるケーキやさん
くまくまパン:西村敏雄
くまのパン屋でぱぴぷぺぽ〜でお馴染みなくまくまパン。独特なタッチのイラストが魅力的です。
パン作りの工程が擬音語を交えて楽しく描かれています。パン作りが大好きな娘がお気に入りな絵本でして、同じようにパン作りを楽しむご家庭へおすすめな絵本です。
オシャレ好きな女の子おすすめ絵本
魅惑的なプリキュアに夢中な女の子へは、オシャレガールになれる絵本がおすすめです。
まあちゃんのながいかみ
4歳〜5歳くらいにもなるとオマセさんな女の子はヘアアクセサリーや洋服、カバンなど細部にまで可愛らしさを追求しだします。娘も誰ににたのか、かなりのオマセgirlです。
そんな女の子の心境を感じれる『まめちゃんシリーズ』からの1冊です。
ちいさなプリンセスソフィア10のおはなし
TVアニメでも同じみなソフィアやアリエルなどの人気なプリンセスたちの物語がギュッとつまった1冊です。10話入っていますが、1話あたりのページ数も10ページ程度と文章量的にも4歳~5歳児さんにちょうどよいボリュームです。プリンセス好きな女の子へおすすめです。
幼稚園をより楽しめる絵本
お子さんが幼稚園や保育園でどのように過ごしているか、気になりますよね。
4歳〜5歳の会話力は増したといえども、中々全てを伝えることは難しいですし、聞く側もかなり想像力を働かせねばなりません。
そんな時は、幼稚園に関する絵本をベースに、普段の幼稚園での過ごし方を聞き出すのがおすすめです。
つんつくせんせい:高楼方子
つんつくせんせい どうぶつえんにいく
つんつくせんせいとまほうのじゅうたん
『魔法のじゅうたん』があればドコへいこうかな?幼稚園のみんなを乗せて動物園や空の上へ遊びに行くつんつく先生のお話です。
ぐるんぱのようちえん:西内ミナミ
シリーズものではありませんが、ひとりぼっちの大きなぞう、ぐるんぱがみんなと打ち解けるまでのお話です。 お話の途中、お仕事をいくら頑張っても裏目に出ちゃうぐるんぱの姿に淋しくなりますが、最後はみんなに喜んでもらえる素敵な幼稚園を作れてホッと温かくなれる1冊です。
プレゼントにおすすめ絵本
お友達やお子さんへの贈り物にピッタリ素敵な絵本をご紹介します。
福音館書店「こんにちはおてがみです」
福音館書店出版のロングセラーや定番人気絵本作家さんたち10名によるオリジナリティ溢れるお手紙が綴じ込まれた絵本です。
『ばばばあちゃん』や『ぐりとぐら』、『だるまちゃん』などきっと一度は目にしたことのある絵本作家さんからのお手紙。ちょうど平仮名やカタカナも読めるようになり『自分で読んでみたい!』な4歳〜5歳さんにピッタリです。
まとめ
読み聞かせ絵本記録第9回目は「4歳5歳向けおすすめ絵本」のお話でした。
娘が寝る習慣として、毎晩眠る前に絵本3冊ほど選んでもらいゆっくり読み聞かせています。1歳になる前からの習慣なので4年目になりました。
明日も良い日になりますようにと願いながら、好きな絵本で1日を締めくくれるのは幸せです。
みなさんにとって大好きな絵本に沢山であえますように。
最後まで読んで下さりありがとうございました。