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【親がかける言葉】 子育ての「くちぐせ」のプラスマイナススパイラル

コラム・育児論 コラム・育児論-徒然なるままに

今回は「子育ての「口癖」が子どもの心、人格に与える影響」のお話です。

 

半年ほど前に手にした「PHPのびのび子育て」という育児雑誌で、かなり印象に残った「親がかける言葉でこどもの人生がかわる」特集ページがあります。読んだ当時こそは色濃く覚えているものの、育児の日常に忙殺されてしまうと忘れてしまっていたことに今朝気付き、娘に対する自分の姿勢をシャンっと改めなおした次第です。

 

育児に奮闘されておられる方へ向けて、簡単な要約とあわせてお届けしますので「自分の口ぐせを見直してみるキッカケ」に少しでも繋がれれば幸いです。

 

 

「自己イメージ」が形作られるプロセス

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小学校で転校するお友達のお別れ会などではやった「お友達への寄せ書きカード」なるものをご存知でしょうか。

 

 

色紙に書く寄せ書きとは違って、一枚綴りになった質問付きのメッセージカードなのですが、ニックネームや好きな食べ物、好きな科目などを書いていくものです。当時の私は、その質問の1つ「私を動物に例えると○○です」という「自分は何者なのだ?」な自己イメージの問い掛けに何が正解なのかすごく悩んだ覚えがあります。

悩んだ感触、とでもいいますか、ふいにフッと変な感覚が思い出される瞬間です。

 

 

この「自分は○○に例える」「自分は○○のような人間だ」「自分の性格は○○である」という問いのように、自分の中での自己イメージはどのようにして作られるのか不思議に感じたことはありませんか。

また、これらの問いにみなさんはどのような答えをもたれましたか。

 

 

 

 

冒頭でご紹介した「PHPのびのび子育て」の特集記事で私が印象に残った一部を引用でご紹介します。

 

親から投げかれられた言葉や親の口ぐせは、自己感や人生観の土台になります。「どうせムリ」と諦め癖を身につけている子、すぐに「めんどくさい」といってラクをしたがる子も、親の口ぐせの影響を受けているものです。

子どもは、無意識のうちに親の口ぐせを真似るようになります。それは親の口ぐせになっている言葉が子どもの心に定着している証拠です。心の中で繰り返している言葉は、ものの見方や考え方に影響します。こうして親の口ぐせが子どもの人生を方向づけていくのです。

 

 

『子どもが親の口ぐせを無意識に真似ることが、次第に子どもの心に定着していき、何度も積重ねられた言葉が蓄積することで子どもの人生を方向づけていく』という言葉を受けて、娘に対する育児の姿勢を改めて見つめなおしました。

 

 

もしも、さきほどの「自分は○○のような人間だ」という問いに仮に私が答えるとするならば「コツコツコツ、チマチマチマとした作業が好きで、ヒラメキで財を成すタイプではなく堅実な歩みで進むタイプである」となります。

この答えにいたった要因を考えると、先ほどの引用部分と同じで、小さい頃から両親や兄や姉、友人、先生から沢山言われたり、掛けて貰えた言葉にあります。

ずっと言われ続けてきたうちに、自分でも知らず自然と自分の心や日常生活の行動に沁み込んでいき、知らず知らずとその言葉通りに「自分はコツコツコツと努力が好きなのだ」という半ば刷り込みに近い行動をとり続けてきた、そして今なお、取り続けているのかもしれません。

 

この「自己イメージ」、出来る事ならば、大切な娘に前向きな思考の良い自己イメージを沢山、根深く植え付けてあげたいものです。

お子さんをお持ちのみなさんもきっと同じ思いですよね。

 

 

 

 思考パターンをつくる「口ぐせ」のメカニズム

ご自身の無意識にしてしまう癖にはどのようなものがあるか、把握されていらっしゃいますか。

 

私は極度に緊張すると顔が赤らんでしまう赤面症なのですが、それを隠そうとしてつい、首元やのど元を手で何度もさすってしまう癖があります。たまたま、会社でプレゼン中の私の動画を見ていて発見して、ギョッとしたのを覚えています。

 

また、口ぐせでは「大丈夫、大丈夫」のようです。だいぶ前からなのですが、娘が何度も「だいじょうぶよ~、だいじょうぶだからね~~」と繰り返していることから、気付きました。警戒心が強めの娘なので意識的に「安心させる言葉」を選んで話しかけているのですが「大丈夫よ」という言葉はかなり使ってしまっているようです。

 

「自分は大丈夫なのだ」と安心できるような自己暗示をかけれる言葉でもありますが、裏を返すと、「怖い/危険があるかもしれないが、でも、大丈夫なのだ」という「怖さ・危険」が常に付きまとうような言葉にも見えてしまいます。

 

なので、シーンや状況に応じて「そのままのあなたでも大丈夫」であったり、「ママがずっといるから安心してね、大丈夫よ」であったり、「沢山食べても大丈夫、無くなったらお替りしてね(笑)」であったりと、言葉が正しく娘に伝わるように意識的に自分の口ぐせも見直していこうと意識改革中です。

 

 

 

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「PHPのびのび子育て」の特集記事でも、この「口ぐせのメカニズム」について、なぜ同じ言葉を繰り返してしまうのかの理由が興味深かったので引用でご紹介します。

 

口ぐせは思考パターンをつくります。

逆に言えば、口ぐせは思考パターンのあらわれとも言えます。

自分自身がよく言う言葉から、自分の思考パターンの特徴を知ることができます。

そして、それは子どもに受け継がれていきます

 

 

『思考パターンが口ぐせをつくり、それが子どもに受け継がれる』 という文字を目にすると、かなりのインパクトです。良い思考パターンであれば、どんどんと娘に受け継いでほしいところですが、マイナス思考パターンは避けたいところです。

 

さきほどの「大丈夫」と繰り返してしまう自分の思考も、じつは、かなりの心配性で生真面目な性分からのものです。ですが、この自分の口ぐせに気付いている時点で一歩前進しているのだともいえるんです。

 

 

特集記事では『子育ての「口ぐせ」のプラスマイナススパイラル』として、前向きな思考パターンにするステップを紹介されていました。要約すると3つのステップです。

 

①口ぐせというのは無意識に「つい、うっかりと口にしてしまうもの」なので、先ずは自分の口ぐせを知り「こんな悪い口ぐせ/マイナスな口ぐせがある」と意識する

紙に書き出し整理してみると、ついウッカリ口にすることを防げるかもしれない

 

②よい口ぐせ、前向きな口ぐせに置き換える

⇒マイナスな口ぐせを「大丈夫、なんとなかる」「さぁもうひとふんばり」という前向きな言葉に置き換えてみる

 

③前向きな言葉を状況に応じて、意識的につぶやいてみる

⇒自分に対しても、子どもに対しても、「大丈夫だよ、もう一息だね」「がんばってみようね」という前向きな言葉を投げかけることを心がける。前向きな言葉が習慣付くことで、前向きな思考パターンになる

 

 

 

3つを書き出してみると、とてもシンプルですよね。

でも、なかなか長年の無意識の思考パターン、口ぐせは変わり難いものだと思います。

とくに育児に忙殺されている日常では、予想外のイタズラなどに驚かされたりハラハラして平常心ではいられないことも多々あります。そんな毎日が続いていくと、知らず知らずとついウッカリ、無意識に深いため息を付いてしまったり、小言のような口ぐせが多くなってしまうかもしれません。

 

子どもは親の姿、親の言葉、親の表情を本当によく観察しています。ドキリっとするほどに。

疲れ果ててしまっている時には無理をせずともいい思いますが、少し気持ちの余裕がある時などに一度、ご自身の口ぐせを書き出すなどしてみてはいかがでしょうか。もしくは、子どもと遊んでいる時のビデオ動画などを意識して見返してみると、子どもに対して声掛けしている自分の言葉の癖などにも気付けると思います。意外や意外、悪い口ぐせが少ないことに気付けて、少し自信を持てるかもしれません。

 

ちなみに私は動画を見直してみて娘に「いいね~いいね~、うんうんいいよー」が異常に多かったです。前向きな良い言葉を無意識にかけていた自分に気付くことができたので、これはこれで自分自身に少し安心出来たので良かったです。

 

 

今回は「PHPのびのび子育て」をご紹介したのですが、これまで育児書などを読んできた中で自分に一番合ってシックリきたものは「子どもへのまなざし」という福音館書店出版の佐々木さんが書かれた本です。ご存知の方は多いかと思います。

乳幼児期は「人間の基礎を育てる大切な時期」だとして丁寧に優しく語られており、娘を育てる上で大事にしたいなと思う個所が随所にありました。 

 

 

 

まとめ

「親がかける言葉」が子どもに与える大きさを改めて感じ、自分の何気ない言葉などにも意識しようと思い、記事にしました。

『子育ての「くちぐせ」が子どもの心や人格に影響する』とはいっても、影響した結果が目ですぐ見えるものでもなく、形として具現化されるでもありません。結果がハッキリすぐに掴めないので自分の子育ての仕方が正しいのかと悩んだり、迷ったりするのですよね。

「親がかける言葉は子どもの人生を変える」と同時に、親である私も意識的に前向きな言葉を発することで、言霊となり、娘や家族との時間をより充実できると考えています。

結果はすぐには見えないけれど、良いと感じたことを細々とでも続けていくことでいつかは形になるのだと信じています。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。

今日も一日本当におつかれさまでした!

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